”SNS疲れ”から解放される方法

私は,少し前まで”SNSジャンキー”でした。

当時は,人とのつながりを欲して常にスクリーンを見ているような状態でしたが,今はその状態を克服し,「SNS」と適度な距離感で向き合えるようになっています。

今回は,そんな私の実体験も基にした「脱SNSジャンキー」の方法についてご紹介します。

今回はTwitterを例に取り上げますが,Facebookや InstagramといったSNSでも同様の効果が期待できます。

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私がSNSにハマった理由

私は5年前から趣味で自転車(ロードバイク)を始めました。1人で始めたスポーツだったので、最初は友人もいない状態でした。

最初の数ヶ月はソロサイクリングで十分な楽しみを得られていましたが,徐々に誰かと一緒に走りたいと思うようになり,Twitterで日々のサイクリングを発信するようになります。

当然、最初はフォロワーもおらず、一方的な発信だけをせていましたが、少しずつ声をかけてくれる人が増え、実際に20人ぐらいの方々と会って、一緒にサイクリングをするようになりました。

ここまでは、「コミュニティ形成ためのインターネット活用」という良い事例ですが、この後が問題でした。

Twitterで人と繋がることに味を占めた私に、「こんなツイートをしたら、どんな反応をされるだろうか」「もっとたくさんの人と知り合いたい」といった欲が芽生え始めたのです。

気づいた頃には、常に自分の行動をツイートして反応をうかがったり、フォローしている人たちのツイートを追い続けるという、完全に「Twitter依存」の状態に陥っていました。

「この状態はいけないな」と思いつつも、とにかくこの“何かと繋がっていないといけない不安”から逃れられず、この状態が3年も続きました。

Twitter依存から抜け出した方法

そんな中、たまた目に入って買った本が、先日の記事でも取り上げた「デジタル・ミニマリスト」です。

この本を読んで「まさに自分のための本だ!」と衝撃を受けた私は、本に書いてあった実践法をすぐに試すことにしました。

Twitterが自分にとって“必須かどうか”を考える

まず、デジタル・ミニマリストのSTEP1である「テクノロジー利用のルールを決める」に則り、「Twitterが自分にとって″必須”なテクノロジーか?」という問いについて考えました。

最初は「友人と連絡を取るためのツールとして必須」とか「他の人たちの言動を把握していないと、いざ会った時に会話についていけない」といった“体の良い考え”で「Twitterは自分に必須のテクノロジーだ」と言い聞かせようとしました。

しかし、この本を読んだ時の直感を信じて、あらためて考え直し、最終的に「何の目的もなしにただタイムラインを見ている時間が多いので、Twitterは不要」と整理しました。

Twitterをやめて“何がしたいのか”を決める

やみくもにTwitterをやめても、ポッカリと時間が空いて、またTwitterに触れたくなることが目に見えています。

そのため、その「空いた時間で何をするかを決める」必要があります。

これまでやったことがないような新しいことに挑戦するという選択も良いですが、すぐに飽きる可能性もあるので、私は元々好きだった「読書」をすることに決めました。

Twitterをスマホから削除する

さて,ここからが実践です。

「どうしてもTwitterを使いたくなったら、ブラウザで見て良い」と割り切って、スマホからTwitterアプリを削除しました。この状態で「30日間」を過ごします。(以降、「30日デトックス」と表現します)

この行程が最もツラく、最初の1〜2週間はTwitterに触れたくて仕方ありませんでしたが、ブラウザからアクセスするという微妙な面倒くささが功を奏し、少しずつTwitterに触れる機会が減少。「Twitter」というSNSサービスを客観的に捉えることができるようになっていきました。

不思議なもので、約1ヶ月経つ頃には“1日1回もTwitterに触れない状態”になり、日中にTwitterの存在を思い出すことすらなくなりました。

Twitterを再導入する

無事に30日デトックスを終えたところで、あらためて”自分の生活にTwitterを取り入れるか”を考えます。

Twitterは「自分の興味・関心のある分野でのコミュニティ形成」という点で非常に有用なツールであることは間違いありません。趣味を同じくする気心の知れた友人(仲間)というのは、それだけで大きな価値があります。

また、Twitterは”情報収集ツール”としても有用で、自転車に乗るうえで役立つ情報を取得できます。

ただし、それらが″Twitterである必要があるか?″という問題の解にはなりません。すでに仲の良い人たちとはLINEで繋がっていたので、連絡を取るための手段としてのTwitterは不要ですし、自転車関連の情報は関連ブログなどから得ることもできます。

このような感じでメリット・デメリットを整理した結果、

  1. 自転車を通じた新たな人脈の構築
  2. 自分の経験に基づいた有用な情報の発信

以上2つの理由により、一定の制限(後述)の下で「Twitterを再導入する」と決定しました。

Twitterを使うためのルール

Twitterは自分にとって必要だと判断しましたが、ぶり返してSNS中毒になっては元も子もありません。

そこで、どのように使うかをルールを決め、自分にとって必要な部分だけTwitterを活用できるようにします。

スマホアプリは使わない

Twitterは、あくまで「ブラウザ限定で使用可能」とし、スマホアプリはインストールしません。

30日デトックスを通じて、「ブラウザで開く」という一手間が効果的だということが分かっていたので、これを継続します。

私は日々、スマホ(iPhone)のホーム画面を整然に保ちたいと思っているので、アプリが一つ削れるというメリットもありました。

フォローを吟味し,一度も絡んでいない人は外す

これまで、フォローされたらフォローを返す、いわゆる「フォロー返し」を行っていましたが、これは全く意味がないので辞めました。

そして、フォローする対象を「自分にとって重要な情報を出してくれる人」「自分がよく知っている知人」に限定し、それ以外のフォローを全て外しました。(結果、500ほどいたフォロー数が100以下に)

また、「フォローを100人以上に増やさない」というルールを定め、新たに魅力的なフォロー対象者が現れたときには別のフォローを外すようにしました。

実際にやってみたところ、全く不都合がなく、見ていて無駄のないタイムラインに仕上がりました。(厳密にはフォロワーが少し減りましたが、何も絡んでいない人なので影響はゼロです)

いいねをしない

そしてもう一つのルール。それは「イイねをしない」ことです。

人のツイートを見ると、ついつい何の気なしに「イイね」を押しがちですが、これは無駄な労力ですし、この行為の裏には「自分のツイートにもイイねしてもらいたい」という欲求が隠れています。

もはや30日デトックスを終えた私はツイートすることすら興味がなくなっているので、「滅多にツイートしない=イイねしてもらう必要すらない」という考えで、自分からイイねすることを一切やめました。

おわりに

SNSにハマっていた当時の自分は考えもしませんでしたが,一歩引いて(30日デトックス後に)俯瞰すると,SNSで他人の華やかな生活を見ても「くだらない優越感」や「嫉妬」を生むだけで、何一つメリットを生んでいないことに気づけます。

面白いもので、Twitterの再導入をしたものの、それから更にTwitterへの依存度は低下し続けていて、今では週に1回も見ないことが多くなりました。

Twitterへの依存度が下がったからといって、日々の生活や友人関係には何ら影響ありませんし、それどころか家族との時間や読書時間が増えてメリットづくしです。

今回の記事が,過去の私のように「暇な時になんとなくTwitterアプリを起動してタイムラインを眺める」という状態に陥ってる方々の一助になれば嬉しい限りです。

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この記事を書いた人

福岡県の田舎に住む40歳のサラリーマンです。
テクノロジーの誘惑や通知地獄による”デジタル疲れ”を引き起こしている中で出会った「デジタル・ミニマリズム」の思想に惹かれ,少しずつ実践をしています。
デジタルツールは大好きだけど,テクノロジーに人生を支配されたくはない。そんな葛藤の日々を綴っています。

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