ロードバイクを趣味にしている理由とそのメリット

私は,6年前から「ロードバイク」,いわゆるスポーツタイプの自転車に乗ることを趣味としています。

近年,乗る人が非常に増えたので,街中や郊外でよく見かけるという方も多いかと思います。

今回は,デジタル・ミニマリズムの観点を含めつつ,私がロードバイクを趣味にしている理由と,そのメリットについて書きました。

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運動不足の解消・体調改善になる

私が自転車に乗ろうと思った最初のキッカケは「運動不足の解消」です。

当時(6年前),仕事がデスクワークで,毎日遅くまで仕事三昧の日々を送っていたところ,体調に異変が現れました。

未だに原因不明なのですが,顔から腰まで広くアトピーが発症し,人と対面できないほど肌が荒れ,健康診断でも白血球の数値異常が出るほど,肉体的にも精神的にもひどい状態でした。

仕事のストレスが激しかったというのも大きな理由でしたが,荒れ切った日々の生活も見直す必要があるというところで,タイミングよく会社の後輩がロードバイクを勧めてくれたことで,自転車を始めることになりました。

正直,安い買い物ではありませんでしたが,私の身体の異変を心配していた妻も「運動するキッカケになれば」ということで了承してくれたので,その期待を裏切らないよう週末にしっかり乗るようにしていました。すると,3ヶ月を越えてきたあたりから徐々に体調に回復の兆しが見え始めたのです。

一度回復を感じてしまえば,精神的なストレスも大幅に緩和され,相乗効果で半年頃には80%程度回復。1年後の健康診断では,その数値をもって健康な状態に戻っていることが確認できました。

体調不良期間中は食事も気をつけていたので,完治に至った理由がすべて運動によるものだとは思いませんが,外で太陽の光を浴びながら汗を流す時間が,体質改善に大きく役立ったことは間違いないと確信しています。

自然を感じることができる

これもある意味で(心の)健康のためですが,ロードバイクは長い時間をかけて外を走るので,多くの自然に触れます。

特に山に登れば,おいしい空気を肺に入れつつ,美しい景色を見ることができます。この開放感たるや,そこらのストレス解消法よりよほど効果があります。

自転車は外を走るので,5感で自然や季節を感じることもできますし,クルマと違ってスピードが遅いので,周りの景色をゆっくりと楽しめます。

自然を感じることができるスポーツとして、ロードバイクはとても良い選択だと日々感じています。

行ったことのない場所へ行ける

ロードバイクは,50km先ぐらいまで難なく行くことができるスポーツです。(もちろん乗り慣れてからの話です)

50kmというとクルマでもすぐに行ける距離ですが,不思議と,自転車ではクルマで行くようなところには行きません。

クルマは目的地があってはじめて乗るものですが,自転車はそもそも”乗ることが目的”なので,漠然と目的地は決めつつも”どうやってそこまで行くか”というプロセスを大事にします。

そのため,普段だったら通り過ぎる場所や,クルマでは行こうと思わない場所へ行くことが多く,新しい場所を知ることができます。

自転車に乗り始めてからは,「こんなところあったんだ・・・」と気づくことが多く,この“新たな体験”が、ロードバイクの魅力の一つにもなっています。

カメラ(写真)との相性が良い

ロードバイクとは別の趣味としてカメラ(写真)が好きな私は,行く先々で多くの写真を撮ります。

カメラを担いでフラッと出かけ,新しく出会った景色を写真に収める。カメラ・自転車の両方を趣味としている私にとっては至高の時間です。

別に一眼レフでなくとも、最近のスマートフォンはカメラの性能が良いので、十分に美しい映像を残すことができます。

貴重な友人と出会える

私はロードバイクを初めてから半年ほどで一緒に走れる友人を見つけ,以降,ずっと付き合いが続いています。

仕事ばかりしていると,気づいたら身の回りに家族か,利害関係のある人しかいなくなってしまいます。(特に年齢を重ねれば重ねるほどその傾向が顕著になります)

そんな中で出会った「共通の趣味を持つ友人」というは宝で,一緒にいて,とても心地よい時間を過ごすことができます。

SNSを通じて知り合った人ばかりなので,本名さえ知らないという相手もいますが,齢40年も生きているとそれなりに人となりが分かるので,問題のありそうな人は最初から避けられます。かれこれ4年以上の付き合いの人も多いですが、何のトラブルもありません。(本当に恵まれているなと感謝しています)

デジタルではなくアナログ(リアル)で人と会える機会というのは大事で,好きな友人と同じ時間を共有する(自転車に乗る)ことが、私にとって大きなストレス解消になっています。

強制的にデジタルツールに触らない時間を作れる

自転車で走っている間は,デジタルツールに触れることがありません。否,触れることができません。

厳密には,速度や距離などを計測するデジタル機器は取り付けているものの,これはインターネットに繋がっていない+自転車に乗るためのシンプルな機能しか有していないため,このデバイスに気を取られることはありません。

最近の計測器ではスマートフォンと連動して通知を表示してくれるものもあるようですが,私は絶対に買いません。自転車に乗る時ぐらい,デジタルから解放されたいですからね。

自転車は強制的に”いまこの瞬間”に集中できる,まさに今の現代人に足りていない要素が多分に含まれているスポーツです。

余談:派手なカラーを選択している理由について

この色が好き

私の身の回りは基本的に白・黒を基調とする色で揃えています(家族のモノはカラフルです)が,唯一ロードバイクだけは派手な色を購入しています。

この色がただ好きというのが最大の理由ではあるものの,私が自転車に乗るうえでの大事なテーマとして「安全に,かつ遠くまで楽に走れる」ということを掲げているため,その性能に合ったカラーと素材を求めた結果,このロードバイクに落ち着きました。

仔細は省きますが,私のロードバイクは,界隈でも乗り心地が最上級とされている機種です。あえて値段は伏せますがMac Proが買えます。

また,この色味については、(クルマから見て)夜間の視認性が高いという点も気に入っています。ロードバイクは夜に走ることもあるスポーツなので、安全面からも視認性は重要です。

おわりに

コロナ禍でソーシャルディスタンスが求められるようになり,外を走るスポーツとして「ロードバイク」が注目されています。

その需要の高さに加え,海外の生産の遅れもあり,今では注文してから納車まで1年というケースも珍しくありません。

また,材料の高騰化も進んでおり,私がロードバイクを始めた6年前と比べ,同じモノを買うにしても価格が1.5〜2倍もするという,もはやお金持ちの遊びになりつつすらあります。(さらにこの業界は,自転車本体だけでなく,周辺アイテムも高価なモノが多いという・・・)

ロードバイクは万人にオススメできる趣味ではありませんが,今回挙げたような多くのメリットがあるので,なかなか趣味を持てずに時間を持て余しているという方にはぜひオススメしたいスポーツです。

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この記事を書いた人

福岡県の田舎に住む40歳のサラリーマンです。
テクノロジーの誘惑や通知地獄による”デジタル疲れ”を引き起こしている中で出会った「デジタル・ミニマリズム」の思想に惹かれ,少しずつ実践をしています。
デジタルツールは大好きだけど,テクノロジーに人生を支配されたくはない。そんな葛藤の日々を綴っています。

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