HUAWEI Eyewearは、音楽好きにとって最高のデバイス解かもしれない

私は、寝る時以外はずっと聴いていたいほどに「音楽」が大好きです。

これまで、音楽を聴くために様々なスピーカーやイヤフォンを試してきましたが、ここ最近、一部の界隈で話題になっているスマートグラス(メガネ)の「HUAWEI Eyewear」に興味を持ち購入したところ、予想以上に良いデバイスだったので、今回ご紹介したいと思います。

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HUAWEI Eyewear 外観・特徴

私が購入したのは、HUAWEI Eyewearの「ウェリントン型フルリム」モデルです。

本製品はメガネ屋の「OWNDAYS」とコラボレーションしているので、OWNDAYSにて購入しました。

外観は、見てのとおり”黒縁のメガネ”です。

このレンズの部分が外れるようになっていて、実体は”骨組み部分”だけになります。

写真では見づらいですが、テンプル(耳掛けの部分)に小さなスピーカーがあり、ここから耳に向けてピンポイントに音が出る仕様になっています。

注意点として、本製品の音が出る部分はあくまで”スピーカー”であって”骨伝導”ではありません。

「え、それだと音漏れがひどいのでは?」と思われそうですが、その対策として、外に対しては”スピーカーから出る音と逆位相の音を出すことで音を打ち消す”という技術が使われています。これが本製品の最大のポイントでもあります。

この技術のおかげで、ボリュームを大きくするか、相当近くに寄られない限り、周りに音を悟られることはありません。

テンプルの先に小さな丸い端子があり、この部分と”専用充電器”を接続して充電します。

専用充電器
専用充電器

マイクも内蔵されているので、このメガネだけで快適にオンラインミーティングをすることも可能です。マイクには風ノイズ防止も入っています。

外観や仕様についてざっくり説明しましたが、少しでも興味が湧いた方はOWNDAYSの公式サイトが一番分かりやすいので、こちらを見ることをオススメします。

使ってみて感じた”良いところ”

ここからは、私が実際に使用して感じた、本製品の”良いところ”について触れます。

見た目はただのメガネ(音楽聴いてるなんて思われない)

良くも悪くも、このメガネは見た目が”普通”です。

なので、これがスピーカーであるとは誰も思いません。

VRゴーグルのように、明らかにそれと分かるデバイスに変わると、周りの声や目を気にしてしまいますが、本製品は「お、メガネ変わったんだね」と言われるぐらいで済むので、余計な精神的コストが発生しません。

これだけのデバイスが普通のメガネに見える。技術の進歩は凄まじいものがあります。

オフィスでも音楽を聞きながら仕事ができる

先述のとおり、これは「ただのメガネ」なので、音楽を聴いているかどうかなんて分かりません。

そのため、オフィス内で周りに人がいても、なんら気づかれることなく音楽を聞きながら仕事に取り組めます。

音を大きくするとさすがに音漏れするので、音量には十分注意が必要です。

私の体験では、相当賑やかな職場でもない限り、最低ボリュームでも十分音楽を楽しめます。(普段、私はクラシックやジャズなどの歌のない曲を流しています)

周りの音がハッキリと聞こえる

通常のイヤホンと違い、このメガネは耳の穴をまったく塞がないので、周りの音がしっかりと入ってきます。

私は中間管理職という立場上、オフィスにいるとひっきりなしに声をかけられることがあるため、イヤホンやヘッドホンを着けていると”周りが話しかけづらい雰囲気”を醸してしまいますが、このメガネであればそういった心配もいりません。(あえてイヤホンを着ける時もありますが・・・)

また、最近は驚くほど無音の車も多いので、この”耳をふさがない”という仕様は、狭い道を歩くときなどにも重宝することでしょう。

ワンタッチでサングラスになる

別売りにはなりますが、本製品にはアタッチメント(専用SNAP LENS)があって、ワンタッチ(マグネット接続)でサングラスにすることが可能です。

私は車を運転することも多く、これまではインナーレンズ付きのサングラスで対応していましたが、今後はこのメガネ+サングラスレンズで十分えです。(しかも、このサングラスは偏光機能があるのでガラスの反射も消してくれるというオマケ付きです)

夕方に子供とボール遊びをする時も、夕日対策としてこのメガネが重宝します。

使ってみて感じた”微妙なところ”

ここまで褒めちぎってきたので、逆に”微妙なところ”についても触れていきます。

少し重い

普通に考えれば分かることですが、本製品はスピーカーやバッテリーが搭載されているため、一般的なメガネよりも重さがあります。

私が使用している「ウェリントン型フルリム」モデルは「実測42グラム」です。

通常使用では許容範囲の重さですが、マスクと併用すると、まれに耳が痛むこともあります。

体質によるところもあるので一概には言えませんが、私が前に使用していたメガネが13グラムと軽かっただけに、30グラムの差はたまに”重み”を感じます。

VRゴーグルなどと比べれば遥かに軽量ですが、この重さには慣れが必要かもしません。

充電が面倒

本製品はフル充電に約85分かかります。(公式より)

つまり、85分間もメガネを外す時間を設けないといけないということです(取扱説明書に「充電中は着用しないで」と記載されています)

視力が低下している人にとって長時間メガネを外すのは死活問題なので、充電中は別メガネを着けるか、睡眠時間に充電をする必要があります。

私は22時以降を読書時間としているので、その時間に充電を行うようにしています。(睡眠時間中の過充電によるバッテリー劣化防止のためそうしています)

なお公式情報では、1回の充電あたり、以下の時間使用できると案内されています。

  • 音楽連続再生:約6時間
  • 連続通話:約4.5時間

パッと見ると「6時間しか使えないの?」と思いそうですが、実使用において連続で再生し続けることはないですし、使わない時はバッテリーがしっかりセーブされる仕様になっているので、私の用途(通勤往復2時間+勤務中の2〜3時間)であれば丸1日使ってバッテリーが切れるという感じです。

もし充電が切れたとしても、10分間の充電で約1時間の通話、30分の充電で約4時間の音楽再生が可能とのことなので、慌てて充電すれば暫定的に使うこともできます。(出先の場合、専用充電器を持ち歩いてることが条件になりますが・・・)

おわりに

購入してから毎日着けていますが、今のところは快適そのものです。

これまでは骨伝導イヤホンを使用していましたが、HUAWEI EYEWEARのおかげ(せい)で一気に出番がなくなりました。

モノのコンセプトが”音質”ではないため、お世辞にもスピーカー・マイクの音が良いとは言えませんが、実用には耐えうるレベルにあると思います。(音質を求めるのであれば確実にヘッドホンの方が良いです)

今回、私はフルリム(全縁)型のものを購入しましたが、Amazon/楽天市場ではハーフリム(縁が半分)やボストン型のものも取り扱っているので、そちらのデザインが良い方はAmazon/楽天市場で購入する形になります(ハーフリムとボストン型はOWNDAYSで取り扱いがありません)

本製品は、ここ1〜2ヶ月ぐらいで、デジタルデバイス好きの業界やIT業界を中心に急速に認知され始めているため、これから先、同じメガネを着用している人と多く出会うことになるかもというのは一つ懸念点ですね・・・売れてくれた方が、後継機を出してくれるのでありがたくはありますが・・・。

おそらく普段からメガネをかけている方にしか魅力の薄い商品かもしれませんが、ご興味があれば、まずはOWNDAYSの店頭で試してみてはいかがでしょうか。予想以上に「これは使える」と感じると思いますよ。

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この記事を書いた人

福岡県の田舎に住む40歳のサラリーマンです。
テクノロジーの誘惑や通知地獄による”デジタル疲れ”を引き起こしている中で出会った「デジタル・ミニマリズム」の思想に惹かれ,少しずつ実践をしています。
デジタルツールは大好きだけど,テクノロジーに人生を支配されたくはない。そんな葛藤の日々を綴っています。

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