電子ペーパータブレット「Boox Note Air4 C」はデジタルミニマリスト向きの端末

これまで、読書(電子書籍)や勉強で「iPad」を愛用していましたが、加齢のせいか、特に夜に画面を見ている時に「目が辛いな・・・」と思うことが増えてきたので、電子ペーパータブレットの『Boox Note Air4 C』を導入しました。

1ヶ月ほど使用してみて、”電子ペーパーはデジタルミニマリズムと相性が良い”と感じたので、『Boox Note Air4 C』をご紹介します。

  • この記事はこんな人向け
    • 長時間ディスプレイ(液晶)を見ることから脱却したい
    • 目に優しいデジタルデバイスを探している
    • タブレットで電子書籍を読み、メモを書くことが多い
    • 電子ペーパータブレットとiPadの違いを知りたい
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「Boox Note Air4 C」とは?

『Boox Note Air4 C』は、E-ink(=電子ペーパー) Androidタブレットの最先端を走るBOOX社が発売する、最新の電子ペーパータブレットです(2024.12.22投稿時点)

電子ペーパーは、「ペーパー(紙)」の名前のとおり一般的なモニター(液晶)と異なる形で画面が表示される技術を使用しています。液晶は画面の後ろから光を発するため、目に直接光が当たりますが、電子ペーパーは光を発しない(反射光で表示)するため目に優しいのが大きな特徴です。そのほか、主な特徴として以下のようなものが挙げられます。

  • 液晶ディスプレイと違いブルーライトが出ないため、目に優しい。
  • 屋外(日光下)でも視認性が高い。
  • 電池が長持ち。
  • 画面の切り替わりが遅い(=動画は見れたものではない)
  • 白黒画面の端末が多い。

『Boox Note Air4 C』は、そのE-inkを採用した”10.3インチタブレット”となります。E-inkはKindle PaperwhiteなどのKindle端末でも使われているので、持っている方であればイメージがつきやすいと思います。

当ブログはガジェットレビューブログではないのであまり細かくは書きませんが、『Boox Note Air4 C』の特徴的なスペックは以下のとおりです。

  • 10.3インチの電子ペーパーディスプレイ
  • カラー表示
  • Android13搭載(現在の最新はAndroid15なので少し古いOSではある)
  • 6GB RAM、容量は60GB(容量はmicroSDで拡張可能)
  • BSR Technologyを採用(画面の切り替わりが速い)
  • 指紋認証が可能

重量は、本体のみで「420g」と、iPad 11inchが445g程度であることに比べてそこまで軽いというわけではありません。

ディスプレイが電子ペーパーというだけで中身はAndroidなので、WEBサイトやSNS、Kindleやその他の電子書籍アプリを使用できます。最近、Kindleで発売されない本も出てきて、楽天Koboなどの別の電子書籍アプリに移行している人も問題なく楽しめるのは大きなメリットです。

価格は、E-inkを中心に取り扱うSKTNETSHOP(日本)で ¥87,800(2024-12-22時点) と、決して安くはありませんが、愛用する自信があったので投資と割り切って購入しました。

Boox Note Air4Cを1ヶ月使って感じたメリット

  • 目の疲労が減った。電子ペーパーの効果は期待どおり。
  • ペンの使用感はかなり良い。iPadと遜色ないレベルで快適なライティングが可能。
  • 夜の時間が充実する。夜22時以降はこの端末だけで過ごしている(好きな音楽もこの端末から流せる)
  • データ転送も快適。Wi-Fi環境化であれば、データ転送はスムーズに可能。
  • バレットジャーナルの電子ペーパー化。これまで紙に書いていたバレットジャーナルをBooxに変更した。
  • 動画を見る時間が減った。Booxで動画を見ようとは思わないので、YoutubeやNETFLIXなどを開くことがない。
  • ”考える時間”が増えた。目の疲れない環境で好きなように読書やメモ書きをしながら思考する時間が幸せ。

Boox Note Air4Cを1ヶ月使って感じた気になる点

  • 高い。これに投資価値を感じられる人は少なさそう。
  • 重い。片手で持ち続けるのは難しい。
  • たまに動作に違和感を感じる。電子ペーパーの特性上致し方ないが、たまにストレスを感じる。
  • 予想より電池消費が激しい。電子ペーパーは消費電力の低さが魅力だが、Booxは画面も大きく、メモなどで画面の更新頻度が高いため、電池の減りが早く感じる。
  • 期待しすぎに注意。中身はAndroidだが、普通のAndroidタブレットと同じレベルで動くと期待しないほうが良い。

Boox Note Air4Cはデジタルミニマリストにとっての理想のツール

使って感じたメリット・デメリットの両方について書きましたが、結論として、私は『Boox Note Air4 C』を購入して満足しています。

まず第一に、購入の目的としていた「眼精疲労の軽減」は期待以上でした。これはさすが電子ペーパーといったところで、夜の時間をBooxだけで過ごせばブルーライトの影響もないため、睡眠を大きく阻害する心配がありません。Boox Note Air4Cはバックライト機能があるため、暗いところでも問題なく閲覧できます。(バックライトといっても、目に直接光が入らない仕組みになっています)

また、良くも悪くも”電子ペーパーは画面切り替わりが遅いため、動画を見ようとすら思いません”。そのため、余計なアプリを開くこともありませんし、SNSですら見る気を失うレベルです。おかげで、読書やメモに集中することができます。

そして、私の期待以上であったのが「ペンの書きやすさ」です。元々はiPad Proを使用していたこともあり、「iPad+Apple Pencilよりもはるかに書き心地が劣るだろう」と思っていましたが、ファーストインプレッションで「これは使える!」という確信に変わりました。そう思えるほどに書き心地が快適です。

Booxは、デジタルの良さであるペーパーレスの実現や適切な情報の収集に非常に長けています。言うなれば「心に余裕を持てるデジタル」といった感じでしょうか。

夜に画面(電子ペーパー)を見ていても、不思議と罪悪感はなく、見られるコンテンツが本やメモと限られているので、画面を見すぎてしまうということもありません。

Booxは、まさに「デジタルミニマリスト向けの理想的なデバイス」と言えるでしょう。

Boox社は、今回ご紹介した「Boox Boox Note Air4C」以外にスマホ型のモデルなども発売していますので、興味が湧いた方はチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

福岡県の田舎に住む40歳のサラリーマンです。
テクノロジーの誘惑や通知地獄による”デジタル疲れ”を引き起こしている中で出会った「デジタル・ミニマリズム」の思想に惹かれ,少しずつ実践をしています。
デジタルツールは大好きだけど,テクノロジーに人生を支配されたくはない。そんな葛藤の日々を綴っています。

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